『先づ骨肉の盈虧を判じ、当に気色の往来を看るべし』 先ず、骨格と肉付きの吉凶を判別し、次に気色の状態を観ます。 此処でいっておるのは、人相の見方のことです 先ず、最初に身体つきを観ます 神気・背が高いか低いか・骨が太いとか細いとか・肉付きが良いか悪いか等の事をパッと一掴みに観る訳です。 最初のこの段階で細かいところに拘わりますと見間違いますから気を付けて下さい。 要は、先ずパッと八相を見分けるという事です 此の段階で、其の人の人柄とか運命の大局を掴むのですよ 骨肉の盈虧エイキ(満ち欠け)を判ずですから、骨格や肉付き等の良し悪し吉凶を先ず観よと言うておるのです。 八相の貴・威・福・(寿)は骨格が立派で立身出世の相で、悪・貧・弧・夭は破敗相です 星辰の失陥や調和の取れていない不釣り合いの相は苦労多い運命とし、抜きんでた立派な骨格・清い神気の相は遠く雲路を超えるほど大出世する相でありますから、先ずは立派な相か破拝敗相かをパッとみて運命を一掴みにせよと言うております。 人相を観る要領は、『一見して人物と運命を見抜くこと』ですから、大きく掴んで把握した後、絞り込んで細かい所を観て詳しい判断に入る訳です 大きく掴んで判断を絞り込んでいくのがやり方です。 骨格の一代の判断が終わりましたら、次に気色を観る段階に入るのです 気色では、現在の状態(勢いが有るか無いか等)と、此れからの運勢を判断します。 気色の往来を看る可しとは、気色の変化を観なさいと言う意味になります 運勢がどの様に変わっていくかは、気色と血色の変化で分かります。 顔全体や顔の一部でもそうですが、明るい美色か暗い暗色や濛色か、亦た、黄気軽く滞気の重きは、功名来りて又来らずや、滞中に明有るは、憂いも喜びに変ず等の様に気色と血色を観て運勢がどの様に変わって行くかをよく調べるのですね。 悪い色が去って、良い色が現れて来るのか、良い色が去って悪い色が来るのかによって運勢が全然違いますから慎重にしっかり観なければなりません。 此の事は、人相術運命鑑定の基本中の基本の事ですから、よくよく知っておかねばならない所と言えましょう 当然、実践鑑定でこの通りにやっておるのです
『兼ねて紋痣の吉凶を観ては、更に運限の長短を審かにす』 そして、紋や黒子等の吉凶を更に流年を詳しく観るのです。 紋痣モンシは、皺と黒子とかアザの事ですが、他にも疵や凹み等、目に付く全部吉凶判断の材料となります。 更に、流年の吉凶を審らかにすることです 運限は流年のことで、長短は吉凶の事です 因みに、天童観相塾では、流年は主に南北先生の流年法を使っています 当然、私も此の流年の取り方で実践鑑定しています 流年の取り方は非常に多くあるのですが、自分が街頭での経験だと南北先生の流年の取り方が一番ズバリといきます 春夏秋冬の季節配当もそうですね